今日は、消防団員として、研修に参加させていただきました。

「子どものための心理的応急処置」

PFA(Psychological First Aid )
つまり、心理的応急処置。

災害時などに、ストレスを抱えた人の心を傷つけず、適切に対応するために、スキルや知識を身につけるのが、研修の目的。

今日は、「子どものための」ということで、子どもとその家族に対して、特化して学びました。

講師として来てくださった先生方は、
精神医療、小児科医など、第一線で活躍され、
さらに、DMATやDPATとして、東日本大震災、熊本地震にも派遣されて支援をされてきた先生方。

被災地で、実際にあった事例をたくさん教えていただき、
驚きと衝撃、目からウロコの連続。
演習もたくさんあって、
あっという間の7時間の研修でした。
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保育士として、子どもの発達段階については、もちろん理解してはいるけど、
危機的状況下で、子どもが示す反応は、「え!そんなことするの!?」「そんな考え方になるんや!」と、意外なことばかり。

例えば、
4〜6歳の子が、悲惨な出来事を自分のせいだと考えて、現実にないことを言いだしたり、
7〜12歳の子が、起きた出来事(地震ごっこなど)を遊びの中で表現したり。

でも、これは、自然な反応である、ということ。
(地震ごっこなどの表現あそびは、自然なストレス対処法の1つなので、無理に止めずに見守り、良い結果に導けるように接するのが大切とのこと。)

大人とは違う反応をする子どもたちに、成長段階に合わせて、必要な支援を行うことの大切さを改めて感じました。

また、子どもだけではなく、その家族にもPFAは必要な場合もあります。

直接子どもに関わる必要がある場合と、
まず養育者と信頼関係を築く必要がある場合、
どちらか見極めて支援を行うことが大切だと。

PFAが必要になるような、危機的状況が起こらないことを願うばかりですが、
起こってしまった時には、
保育士として、消防団員として、
「見る・聴く・つなぐ」の行動原則で、
しっかり心のケアができるよう、
復習して、備えていきたいと思います!
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